背景透明の画像を出力するときのエッジのラインを消すには

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MODOで背景が透明なレンダリング画像を保存すると、縁にエッジがくっきりとした出てしまう場合があります。今回はそのようなエッジを出さずにレンダリングする方法をご紹介します。

例えば、サンプルとして平面のメッシュを作り、その上にポイントライトを置いてみましょう。背景が透明な状態でレンダリング画像が保存できるようにしたいので、環境のプロパティからカメラに可視オプションをオフにしておきます。

レンダリングしてみると、背景がない状態、つまり真っ黒の状態でレンダリングされました。これをレンダリングウィンドウの画像の保存からPNG形式で保存してみます。保存した画像を見てみると、エッジのところにラインが出てしまっているのがわかります。これはレンダリングした時に、ちょうどエッジ部分の半透明になる部分ではレンダリングの結果と背景の色とを掛け合わせた値で出力しているために、背景の色が入り込んでしまっているためです。

これを解消するためには、シェーダツリーのFinal Color Outputを選択し、レンダー出力のプロパティから非プリマルチプライカラーオプションをオンしてレンダリングを行います。

実際にレンダリングした画像を見てみても、このオプションによる違いというのはあまりよくわからないかもしれませんが、PNG形式で画像として保存し見てみると、先ほどとは違い、エッジ部分が綺麗にレンダリングされているのがわかります。

このようにエッジ部分に背景の色がのってしまうといった場合には、この非プリマルチプライカラーオプションをオンにするようにしてください。