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コンポーネントモードとアイテムモードの違いについて — MODO 機能紹介・チップスサイト



MODO 機能紹介・チップスサイト このサイトでは、MODOの基本機能やチップスをご紹介していきます。

コンポーネントモードとアイテムモードの違いについて

https://www.youtube.com/watch?v=KXYDQG9zg4g

今回はMODOにおけるコンポーネントモードアイテムモードの違いについて解説していきます。

これらモードの説明の前にまず、MODOにおいてモデリングの基本となるメッシュレイヤーについて説明しましょう。メッシュレイヤーとは、モデルを入れておく箱のようなものなのですが、それだけだとわかりにくいので、まずはMODOを新規で開いてみます。すると、アイテムリストには必ずMeshとカメラとライトが一つずつ用意されています。

新規で開いたシーンにはモデルは何も存在していないため、このMeshレイヤーは中身が何も入っていない空の箱ということになります。この空っぽの状態を表すため、メッシュの名称はグレーアウトでゴースト表記になっています。ではボックスツールを起動して、この空のレイヤーに対してモデルを作ってみます。すると、箱に中身が存在するようになったため、Meshレイヤーは黒い文字で表示されるようになりました。

ではここでプリセットからカバのモデルを読み込んで、コンポーネントモードとアイテムモードについて解説していきます。メッシュレイヤーの中に存在しているモデルの頂点/エッジ/ポリゴンを編集するのがコンポーネントモード、これに対してモデルの中身ではなく、Meshレイヤー自体を編集するのがアイテムモードになります。コンポーネントモード/アイテムモードの切り替えはインターフェイス上部にあるボタン、もしくは数字の1~3/5、もしくはALT+Qキーでパイメニューから切り替えることが可能です。

まず最初にコンポーネントでエレメントを選択し、Wキーで移動ツールを起動して、動かしてみましょう。そうするとジオメトリの個々のエレメントを編集することができるようになります。また、MODOではエレメントを選択していない場合、全てのエレメントが選択されているのと同じ意味にとらえますので、モデル全体が移動するようになります。

次にアイテムモードへと切り替えてみて、同じように移動ツールで動かしてみます。すると、コンポーネントモードで何のエレメントも選択していないのと同じように、モデル全体が動いているのがわかります。実際はモデルのエレメント一つ一つを動かしているのではなく、モデルが入っている箱を動かしているのですが、見た目には変わりません。これでは、アイテムモードの意味がよくわからないかもしれません。

極端な話、単に作ったモデルを移動して配置するだけであれば、全てコンポーネントモードで動作させても問題ないと思われるかもしれませんが、これがモデルが回転するようなアニメーションをつけようとすると、アイテムモードで動きを付ける必要が出てきます。

ではショートカットキーEのキーで回転ツールを起動し、回転を行ってみましょう。コンポーネントモードであれば、回転の中心を自分が望む場所へと設定してから回転させることができます。しかし回転のアニメーションをさせようとすると、モデルを入れておく箱に対してアニメーションを設定する必要が出てきますので、アイテムモードで回転の動きを付ける必要があります。アイテムモードへと切り替えて回転ツールを起動し回転させてみると、コンポーネントモードとは違い、アイテムは必ずセンター(もしくはピボット)を中心として回転するようになります。ここにコンポーネントモードとアイテムモードの大きな違いがあります。

シーンの中で多くのモデルを配置し、それぞれが動いたり回転したりといったアニメーションを行う場合、また親子関係を付けて配置を行う場合などには、必ずアイテムモードで設定を行う必要がありますので、そういった場合には、センター位置を手動で修正する作業が必要となってきます。アイテムモードの場合、このセンターが非常に重要な意味合いを持ってきます。

またアイテムモードの場合、移動や回転、スケールといったトランスフォームの情報は、メッシュに対して付属する情報となりますので、あとからいつでも変更することが可能ですし、リセットすることが可能です。しかしコンポーネントモードの場合、メッシュという箱の中で動かすだけで、箱自体を動かしているわけではないので、いったん行ったトランスフォームの設定をリセットするということはできません。このため、自分が意識しないうちにコンポーネントモードで移動や回転を行ってしまい、いざアイテムモードで作業しようとするとセンターが思った場所になかったり、既に回転がかけられている状態になっている場合がありますので、いま自分が作業しているのはどちらのモードなのかというのは常に意識した上で、トランスフォームの作業を行ってください。逆にコンポーネントモードで作業しているつもりだったのに、アイテムモードで作業していたという場合には、トランスフォームのフリーズを実行すると、メッシュという箱の位置や回転情報といったものはリセットされ、その情報がすべて箱の中のモデルへと直接反映されるようになります。

現在の編集モードを確認するには、インターフェイス上部のアイコンを確認する以外にも、アイテムリストで確認する方法もあります。コンポーネントモードの場合、アイテムリストでは現在編集しているメッシュの左横にあるアイコンがポリゴンの絵になり、アイテムモードの場合には十字のアイコンになります。

またアイテムモードの場合、編集中のメッシュは必ずハイライト状態になっていますが、コンポーネントモードの場合には明示的にメッシュを選択する・しないでハイライト状態が変わりますので、そちらでも視覚的に確認できるようになっています。

2016年1月27日